霞喰人の白日夢

霞を食べて生きていけたら..

横浜 新型コロナワクチン予約狂騒曲

vaccine

私は現在65歳.新参の高齢者である.4月23日夜,菅義偉首相が7月末までに新型コロナワクチンをすべての高齢者に接種すると宣言したが,その3600万人の対象者のうちの一人だ.菅義偉の思いつき発言が出るまで,私が住む横浜市では8月中に接種を終える計画であったらしく,この7月末発言のあとワクチン接種予約は混乱を極めた.

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210523-OYT1T50185/

 

yokohama

当初,横浜市は 5/3(月)から80歳以上,5/10(月)から70歳以上,5/17(月)から65歳以上の予約開始を予定し,それに合わせて接種券の発送日も公表されていた.ところが5月3日の予約開始日,午前9時の開始時間からネットアクセスと電話が殺到し,わずか45分で予約受付を中止する羽目に陥ったのだ.しかもこの予約受付の中止は,予約で必死の者たちに伝えることも難しかったらしい.私の母親の接種予約をしようと頑張っていた姉と姪はその日,夕方までパソコンとスマホにかじりついていたのだという.

https://www.asahi.com/articles/ASP5371JNP53ULOB003.html

 

no access

予約が再開されたのは2日後の5月5日(水).姉からワクチン接種予約への助っ人を求められていたので,この日は私と妻も戦力として参戦した.姉と姪はそれぞれの自宅でPCを立ち上げ,私の家ではPC3台をテーブルに並べ,さらにスマホに自動リダイヤルアプリをインストールし午前9時を待つ.午後まで続くことも覚悟して予定を一切入れなかったのだが,幸いにも1時間と10分ほどで3台のうちの1台が予約サイトにつながり,無事に90過ぎの母の予約が完了した.以下のサイトによると,この日は7万5千人分の予約を受付け,夕方でも予約が可能であったように書いてあるが,私が予約した会場はその時点でほとんどが埋まっていて残りはわずかしかなかった.

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210505/k10013013151000.html

 

翌週10日.この日は70歳以上の予約枠で義兄の接種予約の開始日.母のときと同様に姉一家と共同で参戦するつもりだったが,直前になって横浜市は1週間の延期を発表.おそらく予約できていない80歳以上を優先するためだろうが,直前に変更されても気づかない.姉が頻繁に横浜市のサイトをチェックしていたから分かったものの,姉から連絡されるまでわからなかった.同時に65歳以上の接種券送付日もいつの間にか14日から17日に変更になっていた.それはつまり,65歳の予約も1週間延期ということなんだね,きっと.市からは何の説明もないけれど. 17日当日の義兄の予約は,古いPCをもう1台加えて4台のPCをテーブルに並べてのぞみ,うち1台が20分ほどでつながったのだった.

https://mainichi.jp/articles/20210506/k00/00m/040/126000c

https://www.kanaloco.jp/news/government/article-494687.html

 

Hayashi

横浜市の迷走はその後も続く.すでに65歳以上の枠の予約開始は17日から24日に変更されていたが,このままでは菅義偉が宣言した7月末に間に合わないから「接種日」を前倒しにすると直前になって発表.そして,24日に予約する接種の日を前倒しするために,24日の予約枠を半分以下に削減するというのだ.なんのこっちゃ.

https://www.tokyo-np.co.jp/article/105840

 

いよいよやってきた24日.まだ予約できていない多くの80歳以上,70歳以上の古参高齢者に加え,新たに参戦する65歳以上の新参高齢者たちが,半分以下に削減されたワクチン接種枠を争う.これは厳しい戦いになる.姉と私はどちらもこの65以上の枠に入るので,この日は協力ではなくそれぞれがトライすることになった.午前8時30分からPCを立ち上げて待機し,9時15分に予約サイトへのアクセスに成功したが,接種枠が少なすぎてすでに予約はいっぱい.あえなく敗退したのだった.

 

姉は9時10分ごろにアクセスに成功し,かろうじて予約することができたのだが問題点が1つあった.母と義兄の予約ときは1回目の接種予約をすると3週間後の同時刻に2回目の接種が自動予約されたのだが,姉の時は2度目の自動予約ができてなかったという.接種枠の削減だけでなく,2度めの自動予約についても変更になっていたのだ.何の説明もなく.後日電話で問い合わせると,3週間後に自分で2回めを予約してくださいとのことだったらしいが,そんな簡単に希望日の予約なんてできないのに..

 

その後,横浜市は「集団接種」と「個別接種」に加えて,独自の「大規模接種」をすることを発表した.結局,私は6月3日に大規模接種を予約し,姉は予約できた集団接種をキャンセルして「かかりつけ医」に電話して個別接種の予約をしたのだった.

 

こうして書いてみると,自分が大騒ぎをしていてちょっとバカみたいな気もしてくる.

 

テレビでは,タレント化した医学者たちが,「コロナに感染するリスクよりワクチン接種のリスクのほうがはるかに小さい」と壊れたテープレコーダのように,根拠も示さず繰り返している.短期的なリスクについてはそうかもしれない.だが,昨年の夏頃,まだワクチン実用化はまだまだ先と言われていた頃,TVでは多くの医学者がSARSやMERSなどコロナ系ウィルスのワクチンが成功していない理由としてADE(Anti-body Dependent Enhancement:抗体依存増強)を挙げていた.その心配はなくなったのか.mRNAワクチンについてはmRNAからDNAへの逆転写の可能性とその未知の影響を指摘した論文が出ている.狂犬病HIV,HPV,ジカ熱,チクングニア熱などに関して,新型コロナの前にmRNAワクチンの臨床試験が開始されていたが,いまだに一つも実用化に至っていないのはなぜか.そこで問題になったことは新型コロナには適用されないのか.さらには,mRNAが作り出すスパイクタンパク質そのものが病原性を持つなどという話まである.

https://www.niid.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/2536-related-articles/related-articles-492/10182-492r06.html

https://clinic-yamauchi.com/news/757/

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021012800839&g=soc

https://indeep.jp/we-made-a-mistake-says-the-developer-of-the-mrna-corona-vaccine/

 

IVM

ワクチンに対する疑問に比べると,イベルメクチンへの疑問のほうがはるかに少ない.本当のところをいえば,イベルメクチン(ストロメクトール・ジェニリック)を買って飲んでいるので,ワクチンはしばらく様子をみようかな..という気持ちもあるのだ.